- 大企業で働いているけど、つらい… 続けるべきなの?
- 我慢してでも、大企業で働き続けるべきなのかな…
- 大企業を辞めた人の実例が知りたい!
「大企業に勤めているけれど、仕事がつらくなってきた…」
「正直、やめたい!でも、大企業からの転職なんて、よくないよね…」
と、悩んでいる人も、多いのではないでしょうか。
大企業で働くメリットは多く、それがわかっているからこそ、簡単には辞めにくい。
でも、実際には、自分がやりたいと思っていること、理想とする働き方からは、大きくかけ離れている。
「一体、どうすればいいの!?」
となってしまいますよね。
本記事では、そのような悩みを抱えている人に、「大企業から転職しないほうがいい」といわれる理由や、それでも転職した方がいい人の特徴などを、わかりやすく、解説していきます。
ぜひ、最後まで、ご覧ください。
大企業から転職しないほうがいい理由
まずは、なぜ「大企業から、転職しない方がいいよ」といわれるのか、その理由を確認しておきましょう。
安定しているから
大企業は中小企業に比べると、一般的に雇用が安定しているし、福利厚生制度も充実しています。
大企業で働くと、生活設計も立てやすいです。
経験と人脈が得られるから
大企業にはいろいろな業務や部門があり、幅広い経験を積むことができます。
また、人脈も広げやすく、将来の転職にも、有利となることがあります。
技術力があるから
大企業には、お金もあるので、技術開発などにも、投資ができます。
大企業で働くことで、最先端の技術や、設備に触れる機会も得られるです。
ブランド力があるから
大企業には、ブランド力があるため、その企業で働く人も、高く評価されやすくなります。
誰もが知る企業で働くことは、その後の転職活動でも、有利に働く可能性があります。
大企業から転職した方がいい人
大企業に勤めていても、以下のような人たちは、転職を考えてみた方がよいかもしれません。
成長意欲の高い人
大企業は、組織全体を見ながら、ビジネスを行うため、配置換えや、昇進のスピードが遅い傾向があります。
早く成長したい、と望む人にとっては、あまり向いていないともいえます。
自由な発想を活かしたい人
大企業には歴史があり、組織文化は変化を嫌い、保守的になりがちです。
自由な発想や、新しいアプローチで仕事をしたい人にとっては、中小企業やベンチャー企業のほうが向いているかもしれません。
専門性を高めたい人
大企業は社内組織の壁が高く、配置換えなども、簡単ではありません。
特定の分野で、経験を積みたい人にとって、なかなか希望する部署に異動できない、ということも起こりがちです。
専門性を伸ばしたい人には、専門性の高い中小企業のほうが適していることもあります。
仕事とプライベートを両立したい人
大企業は長時間労働や、残業も多く、また個人の自由もききづらいです。
そのため、ワークライフバランスを大切にする人には、向いていないことも。
自分らしく生きたい、と思う人には、大企業は向いていないこともあります。
大企業から転職する際の注意点
大企業と、中小企業では、さまざまな違いがあります。
転職を考える際には、以下のようなポイントについても、押さえておくようにしましょう。
労働条件を確認する
給与、福利厚生、退職金などは、しっかりと確認しましょう。
給与などの労働条件、大企業と比べ、中小企業の方が低くなる傾向にあります。
スキル・経験が活かせるか
今まで培ってきた専門性や経験が、転職後も活かせるとは限りません。
せっかく転職したのに、思ったように自分のスキルを活かせない、ということも起こります。
組織文化の違いを理解する
大企業と中小企業では、組織の意思決定プロセスや、職場の雰囲気がかなり異なります。
転職先の文化が、自分に合っているかどうか、しっかりと確認しておくようにしましょう。
職場見学しておく
転職してから、「そんなはずは、なかった」とならないよう、入社前、できれば内定をもらう前に、実際の職場を見学しておきましょう。
採用予定者が「職場見学したい」といえば、通常は、人事や上司にあたる人が、職場を案内してくれます。
逆に、断られるようであれば、本当にその会社でいいのか、もう一度考えた方がよいかもしれません。
転職理由を明確にしておく
なぜ、大企業を辞めるのか、転職した後、どのようなキャリアを描いていきたいのかを、明確にしておきましょう。
面接で質問されることが多いだけでなく、転職してから「なぜ、辞めてしまったのだろう」と、後悔しないためにも、自分の中で、しっかりとした理由を整理しておくようにしましょう。
大企業を辞めてよかった!体験談
最後に、大企業から転職してよかった!という実例を、ご紹介します。
専門スキルを活かして中小企業へ
筆者の知人(40代)は、ある分野の専門家でした。
「大企業だと、組織の壁が高く、思い切り働けない」
と、中小企業に転職しました。
転職にあたり、給与は少し下がったけれど、役割はあがり、やりがいを感じるそうです。
彼女のように、大企業にいる間に、専門性をあげておき、
「もうそろそろ、いいかな」
と思ったら、中小企業に転職する、のは、おすすめのパターンです。
人脈を生かしてスタートアップへ
大企業で働く中で、スタートアップ企業とプロジェクトを立ち上げ、そのまま転職してしまった知人(50代)もいます。
別に退職したいわけではなかったけれど、そのプロジェクトを続けるためには、退職するしかなかったそうです。
(大企業側が、そのプロジェクトから撤退してしまった)
個人として関わりたくても、それは大企業側が定める「副業禁止」に抵触してしまう。
どうしても、諦められなくて、大企業を辞め、スタートアップに転職しました。
「これだ」と思えるような、仕事やプロジェクトに出会えたなら、その道に突き進むのも、やりがいのある働き方だと思います。
人間関係が合わずに転職→再入社へ
一度、大企業を辞めたものの、転職先が合わず、戻ってきた知人(30代)もいます。
大企業はよくも悪くも、変化がゆるやかだったり、仕事のルールやプロセスが、しっかりと守られていたりします。
そういう環境になれてしまうと、中小企業に転職した後、その変化の激しさや、
「ルールはない、自分で何とかして」
といった雰囲気に、なじめない人もいます。
最近では、「リターン入社」も増えているようで、実際、筆者の知人でも数名が、この制度を利用して、元の大企業に戻ってきています。
戻れる保証はないものの、転職して、どうしても合わなかったら、元の会社に戻っていくのも、悪くありません。
「せっかく転職したのに、結局、もとの大企業に戻るのか…」
とならないよう、転職する際は、「本当に自分の望む働き方ができるのか?」を、見極めることが大切です。
転職活動が不安な人は、ライフシフトラボなどのキャリアコーチングも、利用してみましょう。
まとめ
今回の記事では、「大企業に勤めているのなら、転職しない方がいいのだろうか」「大企業から転職すべき人って、どんな人?」と悩む人に対して、大企業で働くメリットや、大企業から転職する際の確認ポイントなどを、解説してきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- 大企業から転職しないほうがいい理由
- 大企業から転職した方がいい人
- 大企業からの転職する際の注意点
- 大企業から転職した人の実例
いかがでしたでしょうか。
大企業で働いていると、自分が思っているよりも、さまざまなメリットを享受していることがあります。
大企業をやめてから、初めて、
「やっぱり、大企業はすごいんだな」
と感じることもあるかもしれません。
とはいえ、「大企業だから」という理由だけで、その後のキャリアを閉ざしてしまうのは、もったいないです。
「大企業から転職すべきか、どうか…」
と悩んでいる人は、本記事でご紹介したポイントも参考にしながら、ぜひ、あなた自身にとって納得できる道を、探してみてください。
一人では答えが見つからない、という場合には、キャリアコーチングもおすすめです。
あなた自身が、よりやりがいを感じられる仕事、納得できる働き方を、探していきましょう。