50代にもなると、仕事は日々、重くなり、人間関係は複雑化していきます。
そんなとき、ちょっとしたことを、きっかけに、ポキッと、心が折れてしまうことがあります。
「もう、何もしたくない…」
「なんのために、仕事をしているんだろう…」
と、仕事に対する気持ちが折れ、モチベーションが保てなくなってしまうのです。
「ちょっと疲れたな」という程度なら、休めば治りますが、一度、心が折れてしまうと、そうはいきません。
本記事では、50代が直面する「心が折れた時」について、わかりやすく、解説していきます。
思い当たる節がある人や、心が折れてしまうことに不安を感じている人は、ぜひ、最期まで、ご覧ください。
- 仕事で心が折れてしまった時の症状
- 仕事で心が折れてしまう理由
- 仕事で心が折れてしまった時の立ち直り方
50代 仕事で心が折れた時の症状
50代になり「心が折れてしまった」という時に、あらわれる症状を確認しておきましょう。
注意すべき症状とは
ちょっと疲れたかな、という程度ではなく、以下のような症状が出ている時は、注意が必要です。
- 倦怠感や、だるさを感じる
- 無気力になる、何もしたくなくなる
- 集中力が低下する
- 不眠や、睡眠障害がでる
- 食欲がなくなる
- イライラしたり、怒りっぽくなる
- 気分が落ち込みやすくなる
- 頭痛や胃痛など、体が痛くなる
1つ1つの症状は、そこまで重いものではありません。
ですが、症状が進んだり、複合的になってくると、心身の不調につながりやすくなります。
また、うつ病や、ストレス障害などに、発展してしまうリスクもあります。
このような症状がでてしまったのなら、できるだけ早く、心身を休めたり、その要因となっている状況を改善することなどが、必要になります。
50代が仕事で心が折れてしまう理由
50代が仕事で心が折れてしまうのは、なぜなのでしょうか?
その要因についても、確認しておきましょう。
人間関係が複雑になるから
50代にもなると、職場の人間関係が、複雑化していきます。
同年代の同僚たちは、異動や出向などで、次々と去っていき、周りにいるのは、若い社員たち。
コミュニケーションに苦労したり、仕事に対する考え方の違いなどから、ストレスを感じることが増えてしまいます。
モチベーションを保てないから
50代になると、昇進や昇給なども、むずかしくなっていきます。
管理職をめざしていても、登用へのハードルはあがるばかり。
一方、仕事は減らないだけでなく、日々、難易度があがっていく。
「給料も、肩書もあがらないのに、仕事だけが増えていく」
状態となり、仕事へのモチベーションが、保てなくなるのです。
仕事と家庭が両立できなくなるから
子供の受験や、親の介護など、家庭にも、手がかかります。
仕事と両立したくても、どうにもできない状況に陥ってしまうのです。
プレッシャーが増えるから
50代にもなると、仕事において「できて、当然」と、思われることが、増えていきます。
さまざまな経験があるとはいえ、全ての仕事を、うまくこなせるとは、限りません。
なのに「できて、当然」という雰囲気から、どうしても「完璧にしあげなくては」と、思ってしまう。
常に、プレッシャーを感じるようになってしまうのです。
50代 仕事で心が折れた時の立ち直り方
ここからは、仕事で心が折れてしまった時に、「どのように立ち直ればいいの?」ということを、解説していきます。
休息を取る
まずは、自分の心身の状態を理解し、しっかりと休息をとりましょう。
睡眠をとる、体を動かす、バランスの取れた食事を取る。
症状がよくならなければ、一時的に、仕事を休むことも、必要です。
もし残業が続いているようであれば、上司や人事に相談し、残業を減らしてもらうことも、考えましょう。
「休みたいけど、仕事が…」←「まず休む、その次に仕事」という筆者の体験談はこちら。
ストレスを発散する
ため込んでしまったストレスも、うまく発散させることが必要です。
運動をしたり、趣味に打ち込んだりしながら、意識的に、リフレッシュする時間をつくりましょう。
職場や仕事の悩みについて、家族や友人などに、話してみることも、おすすめです。
仕事に対する考え方をみなおす
体力的に、あるいは精神的に、仕事がつらい場合には、働き方をみなおすことも、大切です。
「今まで働いてきたのだから、これからも、できるはず」
という考え方は、一旦、横においておきましょう。
そうではなく「今の自分に合う働き方」を、考えることが重要です。
「そうはいっても、自分に合った働き方なんて、考えられないよ」
という人は、キャリアのプロに相談するのが、おすすめです。
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無料相談も実施しているので、「今後の働き方に、不安がある」という人は、一度相談してみましょう。
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まとめ
ここまで「50代になり、仕事で心が折れそうだ」「心が折れてしまったら、どうしたらいい?」と悩む人に、その対処法について、解説してきました。
要点は、以下の通りです。
- 仕事で心が折れてしまった時の症状
- 仕事で心が折れてしまう理由
- 仕事で心が折れてしまった時の立ち直り方
いかがでしたでしょうか。
50代にもなると、仕事はより重く、人間関係は複雑化していきます。
そのため、自分では「まだ、がんばれる」と思っていても、ちょっとしたことをきっかけに、心が折れてしまうこともあります。
一度、心が折れてしまうと、簡単には、それまでのような気力を取り戻せなかったり、仕事に対するやる気も保てなくなってしまうことも。
本記事では「心が折れてしまった時の症状」も、ご紹介しています。
その症状に、もし当てはまるものがあれば、「自分は、むりをしていないのか?」と、今一度、問いかけてみましょう。
そして、もし「ちょっと気になる症状がある…」という人は、仕事は一度置いて、自分自身を振り返る時間を、もつようにしましょう。
「このまま働き続けることに、不安を感じてしまう」という場合には、ライフシフトラボなどの、キャリアのプロに相談するのも、おすすめです。
無理をするのではなく、これからも長く働き続けていくために、あなたにとって、ちょうどよい働き方を、さがしていきましょう。